オールドチューブアンプの温かいベースサウンドがいい感じ!関ジャニ∞がいきものがかりとセッション『関ジャム 完全燃SHOW』

連載・コラム

[2016/3/15 16:09]

関ジャムのセッション、今回はいきものがかりの『YELL』
関ジャニ∞による音楽バラエティ番組『関ジャム 完全燃SHOW』の3月13日放送回は、いきものがかりがゲストで登場。名物のセッションコーナーでは、関ジャニ∞の錦戸亮(ギター、ボーカル)、丸山隆平(ベース)、大倉忠義(ドラム)、横山裕(パーカッション)といきものがかり、そしてサポートのピアノ、アコースティックギター、ストリングス隊という編成で『YELL』(いきものがかり/2009年)を演奏した。

『関ジャム 完全燃SHOW』ホームページ

ロックなアレンジ、歌のかけ合いもアツい
今回はギターが効いたアレンジで同曲を演奏。イントロでは錦戸がエレキギターでのアルペジオで参加し、曲中もほどよく歪んだ音色によるバッキングで楽曲に厚みを加えていた。また、中盤の歌のかけ合い部分には錦戸のほか関ジャニ∞のメンバーも参加し、原曲よりも男声がぶ厚く響く、力強いアレンジとなった。繊細さと力強さが同居した今回のカバーは素晴らしく、放送後にいきものかがりの水野良樹(ギター)も「関ジャニの皆さんとのセッション、すてきな緊張感だったなぁ。楽しかった!!」と振り返った。

水野良樹Twitter

オールドのフェンダーアンプでプレイ!べースが光る
演奏前に水野も「原曲にはないベースとドラムのアプローチが聴きどころ。今後の自分たちのツアーでも採用したい」と語ったように、今回のセッションはベースとドラムの好演が光った。特にベースの音量は大きめにミックス(調整)されていたため非常に聴き取りやすく、情感あふれるプレイがたっぷりと楽しめた。曲の始まりは裏メロをなぞりながら下降するハイポジションでのプレイだが、音価をたっぷりと保ちながらフレーズを繋いでいく歌いまわしは絶妙で、後半の落ちサビでも同様のメロディアスな好アプローチを聴かせた。終始、優しく包み込むようなプレイで曲を支えていたが、今回はベースアンプの温かなトーンもそれにひと役買っていたように思える。同番組ではベースアンプにアンペグを選んでいるケースが多いが、今回はオールドのフェンダー製ベースマンと思われるアンプをチョイス。同機の温かなチューブサウンドが楽曲、そしてベースアプローチとマッチしていた。

イメージ

次回はBEGINと『海の声』をセッション
来週はBEGINをゲストに迎えトーク&セッションがくり広げられる予定。セッションでは俳優の桐谷健太がCMで歌い話題となっている『海の声』を演奏する。どんなセッションになるのか、楽しみだ!

[耳マン編集部]