フリースタイルダンジョンの“神回”を演出した話題のラッパー、焚巻に会ってきた!
仲間たちへの思い
焚巻のこれから
――番組出演後、環境の変化はありましたか?
いろんな人が観てくれて、こうやって取り上げていただけるのは嬉しいですけど、やっぱり地元の仲間とか、活動拠点の池袋の仲間たちが声をかけてくれたのが本当に嬉しいですね。池袋は自分にとって本当に大切な場所で、いろんなことがあってラップを辞めようって思っていたときに光をくれたのが、今のレーベルHUMANMUSIC代表のRAIZEN君とFReECOol君をはじめ、池袋の人たちなんです。だから池袋の人たちに、自分ががんばることで恩返しができたのは本当に嬉しいです。
――仲間があってこその焚巻さんなんですね。
本当にそう思います。ちょうど最近、池袋の仲間たちでnodusっていうお店をオープンしたんです。服とかCDとか絵とか、俺たちのまわりにいる仲間のアイテムを扱っているショップなんですけど、俺もたまにお店に立っているんです。それでこの前、番組を観て来てくれたお客さんがいたんですけど、それが本当に嬉しかったです。やっぱりリアルなヒップホップは画面の外にもあるから、俺たちが現場でやってることを、実際に体験してもらえたのは本当に嬉しいですね。
――最後に焚巻さんにとってのラップとは?
ラップって光だと思うんです。何でもない一日も曲にするとドラマに変わるし、人生の中で遠回りしたことが言葉の説得力になる。もちろん吐いた唾は戻らないから、責任も出てくる。でも、吐いた自分の言葉が嘘にならないように努力もできる。そういう努力ができるのがラップだと思っています。今はラップで少しでも多くの人に光を当てたいって、そう思ってます。
nodusに行ってみた!
焚巻も店頭に立つことがあるnodusは、池袋を拠点に活動するHUMANMUSICと、その仲間たちによるアンテナショップだ。彼らのCDや、仲間たちがデザインしたアパレル商品や絵画などが販売されている。もともとは同じような形態で、まさに路上(ストリート)で展開していたというが、11月8日に店舗としてオープン。まさに彼らのストリートを凝縮したショップだ。オーナーのRAIZEN氏は「ストリートカルチャーを広めていけるような場所にしていきたいんです。若い子たちが遊びに来たり、お小遣いためてCDや服を買いに来てくれたり、そういう場所にしていきたいです。気軽に来てください」と語ってくれた。
めっちゃアツく、ピースフルな人物だった!
あんなに攻撃的なラップをカマす焚巻だが、とても謙虚で礼儀正しく、仲間や周囲の人たちへの感謝の忘れない、非常にアツくピースフルなラッパーであった。テレビを通してラップの魅力を再確認させてくれた焚巻だが、実際に会ったらもっとファンになってしまった! またぜひ彼のラップを聴きに行きたい! ありがとうございましたぁ!!