岡村靖幸『幸福』発売記念11人連続レビュー企画〜榊ピアノ(耳マン研究所)編〜

特集・インタビュー

[2016/2/1 18:56]

岡村靖幸『幸福』をベイベな11名が連続レビュー!
岡村靖幸が1月27日にリリースしたオリジナルアルバム『幸福』の発売を記念して、耳マンでは岡村ちゃんを大特集! “11年ぶり”にかけて、岡村ちゃんをリスペクトし、愛してやまない“ベイベ”による新作レビューを11夜連続でお送りします。1人目は当サイトの研究員(編集者)、榊ピアノ(耳マン研究所)です。

榊ピアノ(耳マン研究所)
『岡村ちゃんのことを考えない日なんてない』

“岡村ちゃん”のことを知ったその日から、彼のことを考えなかった日は1日もない。病めるときも、健やかなるときも、楽しい出来事があってゴキゲンな日も、失敗して落ち込んだ日も、『岡村靖幸 握手会』に行けなくて泣いた日も……(もちろんその日はご飯も喉を通らず)。

いつだって岡村ちゃんは、強い者と弱い者がいるならば後者に寄り添うような歌を歌っていて、勇気や感動、ときめく気持ちを呼び起こさせてくれる存在。そんな彼が11年ぶりにリリースするオリジナルアルバムのタイトルが『幸福』だという事実だけで「なんだか泣けてきちゃったんだよ」な気分だし、発売日を心待ちにしたのも“幸福”な日々だったし、いざステレオの前で正座して聴いたその作品は鮮やかにきらめいていて、この作品をリアルタイムで聴けるという“幸福”はほかにないな、と思った。

これまでリリースされたひとつひとつの作品が素晴らしいのはもちろんのこと、最新の岡村ちゃんが1番格好良く切実に“生きてる姿” を表現しているように思う。今作でも純粋な言葉の表現はそのままに、グルーヴィで都会的、だけどどこか切なくて泣けちゃうようなメロディが満載。隠すことのできない強烈な個性と繊細すぎる心、確固たるこだわりが感じられて、彼がまさに唯一無二の存在だということが1枚に集約されている。

今回、岡村ちゃんを愛してやまないさまざまな方に『幸福』のレビューをお願いしたところ、そのどれもがレビューというよりもラブレター、というか“ラブメッセージ”にしか思えなくて、あふれ出す想いが止められない感じが文章から飛び出して伝わってきて、もうそれだけで最高の気分になってしまった。やっぱりみなさん岡村ちゃんの話がしたいのだと、“岡村ちゃんの新譜が出る”というのは例えば好きな人ができたことを人に話したくてたまらなくなるのと同じように、嬉しくて仕方のないことなのだと。

本日から11夜連続で始まるこの企画。みなさんで一緒に『幸福』を鑑賞し、感じ合うきっかけになればとっても嬉しいです。どうぞ、お楽しみに!

【著者紹介】

榊ピアノ(耳マン研究所)
2015年11月、音楽エンタメサイト『耳マン』オープン時から研究所(編集部)の一員として活動。ピアノはあまり弾けない。特に好きな岡村靖幸氏の楽曲は『いじわる』『チャームポイント』。


【本企画に参加してくれた11名のベイベたち】
・榊ピアノ(耳マン研究所)【2/1 UP】
・成田大致(夏の魔物)【2/2 UP】
・天照大桃子(バンドじゃないもん!)【2/3 UP】
・澤部渡(スカート)【2/4 UP】
・本間悠子(HMV 立川)【2/5 UP】
・南Q太(漫画家)【2/6 UP】
・古森57YO優(リットーミュージック社長)【2/7 UP】
・オカモトレイジ(OKAMOTO'S)【2/8 UP】
・川本真琴【2/9 UP】
・福岡晃子(チャットモンチー)【2/10 UP】
・小出祐介(Base Ball Bear)【2/11 UP】

[耳マン編集部]