杉原杏璃のカープ愛【カープと私〜広島東洋カープファンによる9打席連続企画〜】

特集・インタビュー

[2016/10/12 12:00]

【祝】広島東洋カープ25年ぶり優勝!

実に25年ぶり(!)のセ・リーグ優勝を果たした広島東洋カープ! この特集では、日本中を熱くしてくれたカープに敬意を表し、音楽界・エンタメ界のカープファンからの愛情あふれる「カープと私」エピソードを9日連続で公開します。10月12日からは32年ぶりの日本一を目指し、クライマックスシリーズのファイナルステージに挑む彼ら。まだまだカープは止まらないっ! カープ カープ カープ広島!広島カープ!


『私にとってのカープ観戦は、大好きだったおばあちゃんに会いに行ける場所』

生まれたときから、家族も近所の人もまわりはすべてカープファンという環境で育ったので、応援するのが当たり前でした。私は子どものころ、いつもおばあちゃんにくっついて歩いている“大”のおばあちゃん子でした。そんなおばあちゃんの一番の楽しみがカープ戦を観ることで、大好きな衣笠選手が活躍すると大喜びしていたのをとても印象深く覚えています。

カープが勝つとみんなが笑顔で、負けるとみんな怒ってるというのを子どもながらにすごく感じていて、「大好きなおばあちゃんにいつも笑顔でいてほしい!」という想いから「カープがんばれ!」って応援していたのを覚えてます。私が少しワイルドな濃いめの顔の男の人に目がいってしまいがちなのは、間違いなく衣笠選手が大好きだったおばあちゃんの影響だと思います(笑)。そんな大好きなおばあちゃんも、私が20歳のときに亡くなりました。

私が18歳で東京に出てからは芸能のお仕事に夢中になっていたこともあって、おばあちゃんともなかなか会えていませんでした。そんななか、東京で突然知らせを受けたんです……。仕事ですぐには行くことができずに本当に悔しくて悲しかったのを今でも覚えています。

本当に大好きだったのでショックが大きくてしばらく何も手につかないような状態でした。ある日、電車でカープのユニホームを着た家族を見かけたときに、何か地元に帰ったようななつかしいような何とも言えない“ほっこり”した気持ちになったんです。それから、神宮球場や東京ドームでカープ戦があるときに観戦に行くようになりました。真っ赤に染まったスタンド席に座り、飛び交う広島弁を聞いていると、大好きなおばあちゃんと観戦してた幼い頃の思い出が蘇ってきて、少しだけおばあちゃんを感じることができたような気がして故郷に帰ったような気持ちになりました。私にとってのカープ戦は、ちょっとした里帰りで大好きだったおばあちゃんに会いに行ける場所なんです。

株を始めたときに一番初めに買った東京ドームも、優待で観戦チケットがもらえると思って決めました。ただ、買えた株数が少なくて結局優待チケットは貰えなかったんですけど(笑)。そんな広島カープがなんと……25年ぶりのセ・リーグ優勝! 本当におめでとうございます!

できることならおばあちゃんにも見せてあげたかったですね。あの大喜びしてる顔が目に浮かぶようです。監督、選手の皆さん、私たちに希望と感動をありがとうございます。

あとは、このイイ波に乗って日本一まで突っ走ってください。応援しています!


【著者紹介】

杉原杏璃(すぎはらあんり)●1982年6月12日、広島県出身。グラビアアイドルとして人気を博し、株式投資の手腕から「財テクタレント」「株ドル」として取り上げられることも多い。2012年には広島県をPRする『広島県おしい!委員会』の秘書にも就任した。8月21日には最新DVD『ANRI DVD』を発売。


【本企画に参加してくれた音楽界・エンタメ界の赤ヘルたち】
・石野理子(アイドルネッサンス)【10/4 UP】
・河原真(ROCK'A'TRENCH、BIGNOUN他)【10/5UP】
・磯部正文(HUSKING BEE)【10/6UP】
・ウエノコウジ(the HIATUS etc)【10/7UP】
・岡峰光舟(THE BACK HORN)【10/8UP】
・ガリガリガリクソン【10/9 UP】
・杉本愛莉鈴(LOVE berryモデル/元さくら学院)【10/10 UP】
・杉作J太郎(男の墓場)【10/11 UP】

[耳マン編集部]